つわりが酷くてようやく少し歩ける体調になった、一人目の妊娠5ヶ月の頃。
(妊娠が分かった時に買った、妊婦向けの雑誌に書いてあった『戌の日参り』というのをしなければいけないのではないか!?)ということに気が付いた私。
吐かずに家の周辺を歩けるぐらいのギリギリの体調だったので、(この体調でどこかの神社に行ってお参りをするのか、、、。安産と母親の体調のためには家でジッとしていた方が良いのでは、、、?)と、現実的なことが頭を過りましたが、(初めての妊娠だし、私と旦那の両親にも来てもらったら良い記念になるかもしれないから、両家に声を掛けよう、、)と思い直し、戌の日参りの準備を進めました。
その頃私が住んでいた地域から行くことができ、且つ有名な戌の日参りの神社と言えば、東京都中央区にある”水天宮”でした。
(水天宮に行けば間違いないだろう!)という気持ちで他の選択肢を考えず、行先は”水天宮”に決定しました。
全国的に有名な神社なので、両家への伝達もスムーズに進み、赤ちゃんの週数から計算して出た戌の日がたまたま休日で大安だったのでその日に決めました。
当日いざ向かうと、、、?
人!人!人!溢れる妊婦さん達!!!!
なんてったって今日は日柄の良い休日の戌の日だからね!
予想はしていたもののあまりの人の多さにちょっと圧倒されたのですが、一人目の赤ちゃんだし、両親も呼んだし、間違いないところでお参りしたかったので、強行突破することに決めました。(妊娠中の頭でこれ以上何も考えられなかったとも言える)
早めに着いたのが良かったのか、ご祈祷のために長時間並ぶようなことはなく、大体同じ週数の妊婦さん達が一挙に集まった光景にただただ圧倒されながら祈祷していただきました。
同じぐらいの大きさのおなかを抱えた妊婦さんが横にズラッと並んでいる中私は、(間違いないと思って水天宮に来たけど、これだけ同じような妊婦がいたら、神様は赤ちゃんを間違えちゃったりしないんだろうか、、?)ということを考えていて、(私の赤ちゃんは、〇〇県△△市の~~~に住んでいて、これから東京都〇〇市で生まれてこようとしている赤ちゃんです!どうかスルッと!安産で!スルッと安産でよろしくお願いします!)と何度も心の中で唱えていました。
不安だった当日の体調は?と言うと、戌の日のことを考え始めた時から3週間ほど経過していたので、その間にさらにつわりは楽になり、行き帰りや人混みもそんなにツラくは感じませんでした。
その頃には外食もできるようになっていたので、遠方から来ていた義両親と水天宮近くで昼ご飯を食べて帰りました。妊娠初期~中期の3週間って、かなり体調が変わるものですね。
余談ですが、”水天宮”では初穂料を支払うと、かわいい福犬の瓶に入ったお神酒をいただけます。無事出産してお酒を解禁した時に、夫婦でお祝いするのも楽しいですよ。
くれぐれも、『日柄の良い休日の戌の日』にはご用心を!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:園内せな
年齢:30代
子どもの年齢:4歳、1歳
猫好きで猫アレルギー持ちのイラストレーター。たてものの設計のお仕事をしていたけれど、育児中につき設計のお仕事はおやすみ中。妊娠してから極度のテレビっ子に。朝ドラは朝も昼も観る。
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