思えば妊娠初期、私は必要以上に神経を尖らせていました。
初めての出産に対する不安も大きく、とにかく全てを間違えずに、予定通りこなすよう必死でした。
まるで綱渡りをしているような心境。
周囲への妊娠の報告もそのひとつでした。
インターネットを見てみると、流産した時のことも考えて妊娠の報告は安定期に入ってからした方が良い、という意見が多く見受けられました。
そのようなこともあり、報告は安定期に入ってからするのが私の本意でしたが、仕事内容の相談をしたかったので上司にだけはすぐに報告することに。
その際、「他の人には安定期に入ってから自分から報告したい。」という旨も伝えました。
しかしその翌日
ひとつひとつの段階を滞り無くこなすことばかり考えていた私。
予定外の出来事に足下から崩れ落ちる感覚がありました。
その日の夜
今思えば、仕事の関係で他の人に妊娠のことを話すのはやむをえなかったのでしょう。
しかし全てを予定通りにこなすことに必死だった私は、思い通りにいかなかったことに軽いパニックになっていました。
ホルモンの影響もあったのかもしれません。
ただただ悲しく、皿を洗いながら号泣しました。
初めての妊娠、出産に対する不安な気持ちを、自分で作ったマニュアル通りにこなすことで和らげようとしていたのでしょう。
しかしその分、思い通りにいかなかった時のショックは大きい。
「こうしなければいけない」
ではなく、
「こうしていきたい」
とざっくりした気持ちでいた方が自分を楽にするということが分かった出来ごとでした。
妊娠が職場のみんなに伝わってからはお祝いの言葉をもらったり、育児の話ができたり、更に出産が楽しみになりました。
完全に秘密にしておくのが難しい場合、親しい人にだけ先に報告するというのもひとつの手ですね。
ちなみに
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>次回エピソード:「妊娠中+カフェイン、ヘアカラー、ライブ」止まない、心配ごとの検索。今思えばそれは… by がじゅまる
著者:がじゅまる
年齢:20代
子どもの年齢:3歳
食う寝ることと描くことが好きな主婦。
ちょっぴりクールで内弁慶な娘との生活を絵日記にして綴っています。
インスタグラム:@gaju__maru
ブログ:がじゅろぐ
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