妊娠、出産にトラブルはつきもの…
実際に妊娠して出産するまでは、想像もできなかったようなトラブルが起こる事もあります。
私が妊娠中に、度々見舞われたトラブル…
それは「血乳」です。
今回はそのお話をさせて頂こうかと思います。
「血乳」とは読んで字の如く、「血」の「乳」です。
本来白い母乳が出るおっぱいから、赤い血が出てしまう症状。
初めてその症状に気がついたのは、初めての妊娠中で、8ヶ月の頃です。ちょうどその頃は病院からの指導で、「おっぱいマッサージ」が始まりました。
赤ちゃんが生まれた後に、母乳を飲ませやすくしたり、おっぱいトラブルを予防する為のマッサージ。
病院でもらったパンフレットを見ながらマッサージをしていた時、興味本位で少しおっぱいを絞ってみたんです。
もしかして母乳がもう出るかも…なんて絞ってみたら出てきたのは、
何と「血」!!
ビックリです!
即座に検索検索の検索魔に!
ですが「妊娠中」「血乳」に関する記述はほとんどありませんでした。
出てくるのは大きな病気の記事か、一時的なものだったという記事。
乳首を怪我をして出血しているのではく、完全に乳頭から出ていて痛みはありませんでした。
原因が何にせよおっぱいから血が出てるなんて、正常ではないと焦りました。
そして次の妊婦健診の時、先生に相談。
実際におっぱいを絞り、でた血液を検査することになりました。
先生からは
「たまにこういう方がいますが、悪かったためしはないから大丈夫だよ」
と、とても安心する言葉を頂けたので、結果が出るまでの二週間は、何も心配せず過ごしていました。
ですが!!
結果は何と「要精密検査」
想像だにしない結果に絶望!
渡された紹介状。
それを持って大きな総合病院での生体検査です。
元々私の胸には、若い時からしこりがあります。
そのしこりも昔、生体検査をして、良性のしこりと診断されていたのですが、今回血が出たのがしこりのある方のおっぱいだったので、しこりの細胞を採り再び検査になりました。
妊娠中ということで、エコー検査と生体検査のみ。マンモグラフィーは撮りませんでした。
そしてまたそこから結果が出るのまで地獄の二週間。
もうすぐ赤ちゃんに会えるというのに…
考えているのは「乳がん」のことばかり…
不安な気持ちから、ネガティブなことばかり想像してしまい、辛い日々でした。
長い長い二週間が経ち、検査結果の日。
異常なし。
ほっとしました。
暗いトンネルからやっと出たような感覚。
しこりにも悪性のものはないし、血乳も様子を見て大丈夫とのことでした。
「なんだったんですか?」と聞くと
「時々おっぱいから血が出る方がいますが、母乳は血液からできてるからまぁ出ても不思議じゃないよね」
と軽い返答。
まぁそうか…と妙に納得し、その後はおっぱいを絞る事はしませんでした。
そしてそのまま予定日近くになり無事出産。
出産後、初めて出たおっぱいは黄色く、しっかりとした初乳でした。
その後も母乳に血が混ざることもなく、徐々に白い母乳へとなり血乳は出ませんでした。
そして時は流れすっかり血乳のことなんて忘れていた2年後…
私は二人目を妊娠していました。
一度は落ち着いた「血乳」…
ですがまたこれに悩まされる日が来るなんて…
後編へ続きます。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:リコロコ
年齢:30代
子どもの年齢:6歳、4歳、2歳
元気が過ぎる三人の子どもたちと、頑固だけど子煩悩な旦那と暮らしています。自身の体験談や、子どもたちとの日常を育児漫画をSNSで書いています。
インスタグラム:@ricoroco.2019
ツイッター:@ricoroco2019
ブログ:無邪気な子鬼たち~3人育児絵日記
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