妊娠・出産・育児の情報サイト


あれはなんやったんや…?謎だけが残った産院での沐浴実習 by 白目みさえ

みなさんこんにちは。白目みさえです。

私は長女出産時、妊娠後期高血圧症で入院しました。
妊娠後期高血圧症の症状は、高血圧や尿蛋白。

多くの場合出産を終えれば症状は軽快すると聞いていたのですが、
私の場合は血圧が下がって尿蛋白が適正値になるまで3週間ほどかかりました。

f:id:xybaby_ope_01:20210707104651j:plain

血圧や蛋白尿はわかりやすい自覚症状がないので、うっかり無理をしてしまうと気づかないうちに悪化してしまうことがあるそうです。

「頭痛くなったら休む」のように、自分ではコントロールできないので、とにかく安静にして病院で毎日検査を受け、「もう大丈夫」と確認できるまで、結局産前産後合わせて約2ヶ月入院しました。

 


それだけ長くいると病棟の生活には慣れましたが
同室になって少し仲良くなった人はどんどん退院していき、
なんやったら後から来た人もさっさと退院していき、
「もう友達なんて作らない…!」とちょっとやさぐれていた気がします。

そんなある日。

f:id:xybaby_ope_01:20210707104708j:plain

f:id:xybaby_ope_01:20210707104715j:plain

なんと看護師さんから突然「沐浴実習をしないか」と持ちかけられました。

いや別に「暇」ではないんですけどね。
治療中ですから。
いつぶっ倒れるかわからん状態で恐る恐る生活するのって結構ストレスですよ?

私が入院した病院のスケジュールの中には「沐浴見学」はあったのですが、「沐浴実習」は組み込まれていませんでした。
※病院によっては実習までやっているところもあると思います。

…まあ入院スケジュールをぶっちぎってここにいるので、もう見学した内容もすっかり忘れていましたけど。

f:id:xybaby_ope_01:20210707104735j:plain

たしかに入院生活では授乳やおむつ替え以外はほとんど病院にお任せでしたから…。
家に帰ればミルクの調乳や消毒、洗濯やお風呂、寝かしつけなどは、当たり前ですが私がやらなければなりません。

その看護師さんの説明を聞いて私はこう思いました。

f:id:xybaby_ope_01:20210707104754j:plain

ほら産後の人間はネガティブやから。

この時期は安静にしていないといけなかったのでそれで良かったんですけどね。

本当に言葉の通り。入院生活のリズムに慣れすぎてしまうと、退院後にまた違うリズムに慣れていくのに苦労するだろうと思った看護師さんの計らいだったと思います。

 

産後は本当に身体がボロボロです。それは帝王切開でも自然分娩でも。
「床上げ」と呼ばれる期間はお母さんの回復のためにゆっくりするべきです。
でも私もそうでしたが「ゆっくりすること」はいけないことだと思い込んでいました。
お母さんになったのだから、あれもしなければこれもしなければと考えてしまうのです。
いやほんまにせんでいいんですけどね。マジでマジで。

だからこそ看護師さんのこの言葉もこんな風にネガティブに捉えてしまったんだろうなと思います。

え?今こう言われたら?
「あー帰ったらどうせやるんで大丈夫っす!」
って言うと思います。

実際次女を産んだ時も「沐浴見学します?」って聞かれましたけど
「大丈夫です」とキッパリ断って寝ていました。

f:id:xybaby_ope_01:20210707104816j:plain

f:id:xybaby_ope_01:20210707104841j:plain

そもそも実習仕様になってないんですよねこの病院。
バックヤードみたいな「staff only」みたいなところに通されました。

そしてぶわわわわわーっと説明されてあっという間に実習が終わりました。
多分私娘抱えて尻あたりをお湯につけてただけちゃうかなって思います。
なんか横からせっけんやらガーゼやらがどんどん出てきて。

「今ほんまに私必要でした?」って感じでした。

でも一応「リハビリ」が目的なので。
これからもちょこちょこ入れましょう!みたいな約束をされて病室に帰されました。

 

ところが…

f:id:xybaby_ope_01:20210707104849j:plain

f:id:xybaby_ope_01:20210707104906j:plain

看護師さんも忙しいから…。
急なお産が入ったり、スタッフの欠勤があったりして結局沐浴実習が開催されたのは一回きりでした。
いやスケジュールになかったし別にいいんですけど。

次の日こそ「忙しい」的な説明はありましたけど、なんかその次の日にはなんの説明もなく我が娘は沐浴を終えていました。
えーと…ありがとうございます?

 

でもまあ通常見学だけのところ、実習までさせてもらったわけですから、退院後の白目の沐浴はそれはそれはスムーズに…

f:id:xybaby_ope_01:20210707104823j:plain

いきませんでした。

だってそもそも病院みたいな「沐浴専門のでっかい洗面台」とかないんですもの。
ベビーバス買っちゃったし。
「肘」っていうワードは覚えてましたけど、肘で何するんかさっぱりわからず。
初回の沐浴なんか娘は泣くし私はオロオロしているしで、ほぼただの行水で終わりました。

一応人より多くやってみても結局ものすごくテンパったので、皆様もご安心してのぞんでください。(励ましになってない)

ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事

【NPOファザーリング・ジャパン監修】男性の育休が家族を幸せにする「4つの理由」【NPOファザーリング・ジャパン監修】男性の育休が家族を幸せにする「4つの理由」妻のおなかがだんだん大きくなって「俺も父親になるのか~」とワクワク! 父親になるの、待ち遠しいですよね。そう、父親になるなら「育休」取らなきゃもったいない! 「育休なんてハードルが高い」と思っている男性に、「パパの育休」…

 

 

f:id:xybaby_ope_01:20200401115949j:plain
著者:白目みさえ
年齢:30代
子どもの年齢:6歳、4歳

心理師として精神科に勤務するとしごの母。生粋のオタクです。基本的に白目をむいて育児をしており、その様子をカルタにしたものを増産しています。ライター、イラストレーターとしても活動中。

インスタグラム:@misae_mon
NAPBIZ公式ブロガー:「日々白目むいてます」

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。