こんにちは。2歳8ヶ月のおしゃべり娘と2年生の好奇心旺盛息子を育てているすずかと申します。
妊娠が判明してから色々な『初めて』の経験をしていくと思うのですが、今回はその一つであるエコーの話をしたいと思います。
第一子である息子を妊娠して週数が進み、膣からではなくお腹の上からプローブを当てる経腹エコーをすることになりました。
先生に言われてみると丸い部分が頭に見えるような気が…
うーん難しい!
赤ちゃんがさらに大きくなって、やっとぼんやり頭、手、足などがわかるようになりました。
きゅっと体を丸めている赤ちゃんの横顔を嬉しそうに見つめて先生が言います。
確かにかわいいのですが、私が感じたのは遠くから物を眺めたようなフワっとしたかわいさ。
先生は赤ちゃんの各部位がはっきりとわかるようで、丹念にチェックしては「いい形だね、かわいいねぇ」とおじいちゃんが孫を愛でるように褒めてくれました。
あんなモヤモヤザザーっとした映像から読み取るなんて、先生って本当にすごい。
そして、お腹の中にいる時からそんな風に言ってかわいがってもらえる息子は幸せだなあと嬉しくなりました。
さて時は流れ、パパの仕事の都合でアメリカに住んでいた時に第二子である娘を授かりました。
日本の産院では血液検査、エコーなどを一回の検診で済ませてくれますが、私が住んでいた地域の病院は検査のためにそれぞれ専門の病院へ行かなければなりません。
通っていた産院では心音確認はするけれど詳細なエコーは取っておらず、妊娠4カ月になった頃、エコー専門の病院へ行くように指示されました。
エコー写真は見たい。
けれどもあのザザーっとした画像は解説してもらわなくては理解できません。
通訳として友達についてきてもらいエコーに臨みました。
ベッドの前の壁にはモニターがかけられ、エコーの映像が映し出されています。
やはり、ザザザーとした画像。
あのぼんやりと細いのは足…?手…?うーん…。
しかし友達の通訳のおかげで、心臓はしっかりと動いていることが確認できました。
よかったと胸を撫で下ろしていると、画像がどんどん切り替わっていきます。
えええええ!なにこれ!すごい!
細部まではっきりわかる! これが噂の4dエコー!?
確か4dエコーって日本ではオプションで別料金の産院もあったような…。
あれ、でも4dって動くんだっけ?これ止まってるし…。
慌てて聞いてみると
「これは普通のエコーよ。モードを変えているの。ほら、これが手よ!かわいいでしょう?」
と答えが返って来ました。
アメリカの文明すごい!いや、息子の時から数年経っているし、日本のエコーもそうなのかも…?
エコーのことは詳しくわかりませんが、色々なモードを駆使して細部まで詳細な検査をしてくれているようでした。
モニターをみていると、赤ちゃんの血管に色がつき血液が循環している様子がわかります。
次は心臓。
先生が心臓を輪切に映し出して弁の形が正常かどうか入念にチェックしています。
何度も何度も画像を切り替えていくので、何か問題が…?と不安になっていると、ようやく先生が顔を上げました。
「心臓の弁に小さな小さな塊があるけれど、これはアジア人によくみられるもので成長していくと大抵吸収されるから気にしなくていいよ」とのこと。
ほっとしたと同時に、そんなに細かなところまで見てくれるんだと感動しました。
30分程しっかりと赤ちゃんの状態を確認してもらい、問題なしとお墨付きをもらいました。
最後に、そろそろ性別がわかるかもと思い聞いてみました。
「オーケーちょっと待って!」と先生が画面を操作しています。 そして何やらキーボードを打つ音がして、パッとモニターに現れたのは…!
なんてお茶目な先生! 足の間に「GIRL」と文字を書くなんて、思いもつかなかったよ!
一緒にいた友達と大笑いしてしまいました。
「この画像は後でメールで送るわねー」と和やかな雰囲気の中、検査が終了しました。
日本のぼんやりとしたエコーも想像力を掻き立ててくれて愛おしいし、アメリカのはっきり映るエコーもとても素敵。
日本の先生もアメリカの先生もお腹の中の赤ちゃんをたっぷりと可愛がってくれ、エコーが終わった後は幸せな気持ちになりました。
今でもたまにエコー写真を眺めて、ふふふと一人で当時の思い出に浸っています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:すずか
おしゃべり息子のおかげで賑やかな日々を過ごしていたのですが、娘が産まれてさらに賑やかになりました。 インスタでゆるゆると子育て絵日記を描いています。
インスタグラム:@suzuqua
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