こんにちは。2年生の息子と2歳の娘を育てているすずかと申します。
お腹がでたり、足の付け根が痛くなったり、こむら返りをしやすくなったりと、妊娠中の体の変化は沢山あります。
中でも地味に辛かった変化が『おへそ』です。
お腹が大きくなるにつれておへその深度がだんだん浅くなっていき、ついに盛り上がってきました。
私は昔からおへそのゴマを掃除するのが大の苦手。
お風呂でおへそのゴミをふやかして、ベビーオイルをつけた綿棒でそーっと拭きとるのですが、ビンっというようななんとも形容しがたい感覚が襲ってくるのです。
お腹で一番敏感な場所がおへそです。
妊婦用のお腹まですっぽり隠れるショーツを履いてワンピースを着るのが妊婦中の私の定番スタイルでした。
でもおへその部分がぽこっとしてしまうのです。
大きなお腹を抱えてえっちらおっちら狭い隙間を通るのは大変。
自分が思っている以上におへそが出ているので、うっかりおへそをぶつけてしまうことも。
そうなると何ともいえないあの感覚がゾクゾク這い上がってくるのです。
妊娠後期になるとおへそを手で庇って動くことが増えました。
なんとも大変だったでべそ期。
よかったことが一つあります。 それは綿棒を使って掃除をしなくても汚れが取れること。
妊娠中はピッカピカのおへそで過ごすことができました。
赤ちゃんを産んですぐ、でべそは引っ込みました。
妊娠前より少し深度が浅くなったような…。
二人目である娘を妊娠し、お腹が出てきたころ。
再びぽこっとおへそが出てきました。
まだまだ抱っこちゃんだった息子を抱えると、忘れていたあの感覚が…。
そこからまたでべそとの付き合いが始まりました。
二人目の妊娠は「あー一人目の時もこうだったなぁ」とうんうん一人で頷くことが沢山あるのですが、このでべそもそう。
対処法を知っていてもやはり地味に辛い。
娘を出産するまで、うっかりおへそをぶつける度に「くぅぅ」と下を向く日々を過ごしました。
さて、話は進み、先日のこと。 スマホの写真を整理していたら…。
「セクシーな動画!?私の!?!?え!?」と衝撃を受けました。
普段は自撮りすらしないのになぜ…?
しばらく固まり、記憶を遡ること数秒…。
まだ体型が戻りかけでお腹の皮膚が伸びており、それによって特殊な影ができていたようです。
イタリアやフランスの宮殿での騙し絵であるトロンプルイユに感動し、すっかり虜になっていた私は自らの身体に起こった変化に大興奮。
「トロンプルイユだ!すごいっ!!私のおへそがトロンプルイユ!!」と角度を変えて動画を撮ったのです。
私は当時の感動を思い出し、いつの間にか元に戻ったおへそをチラリと見ました。
そして、あまりにもセクシーだった動画をそっと削除しました。
地味に辛かったでべそですが、最後の最後に楽しい思い出をくれていました。
おへそを庇い、おへそを見つめる。
妊娠中と出産後は人生で一番おへそのことを考えた時期でした。
おへそはお腹の中の赤ちゃんがお母さんから酸素や栄養をもらうとっても大事な場所。
私も母からこのおへそを通じてそれらを受け取っていたのだ。そしてお腹のなかの赤ちゃんもおへそによってその体を大きくしていったのだ。
さらにトロンプルイユにもなってくれた。
妊娠によってその存在の大きさを再び認識させられました。
これからもおへそを大事にしていきたいと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:すずか
おしゃべり息子のおかげで賑やかな日々を過ごしていたのですが、娘が産まれてさらに賑やかになりました。 インスタでゆるゆると子育て絵日記を描いています。
インスタグラム:@suzuqua
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