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「赤ちゃんちゃんと生きてるかな?」心配しすぎて情緒不安定だった妊娠中 by みたん

こんにちは!

二人の子ども(5歳と3歳)を育てながらイラストレーターをしている「みたん」と申します。普段はブログやインスタで育児日記などを投稿しているので、ぜひ見てくださいね!

 

今回は、元から「かなりの心配性」の私が妊娠中にその症状を更に悪化させたという話です…

 

いつもネット上では、ウキウキとした笑顔&好きなことをして元気はつらつとした感じで描かれることが多い私ですが、実はめちゃくちゃ神経質で、心配性です。

これを良い言い方に置き換えると「慎重な性格」とも言います。

 

慎重な性格の私は、色々なことをとにかくゆっくり、そして確認しながら(「この先はどういう展開が待ってるんだろう?」「何か注意しておくことはあるかな?」「現時点で何か異常は起こっていないかな?」「本当にこれで大丈夫かな?」等)、物事を進めていく癖があります。

 

そのため、初めて妊娠をしたときにもまた、「確認の鬼」となりました。

 

ちょうど仕事を辞めた時期で暇を持て余しており、つわりであまり動けなかったため、ついスマホで妊娠について調べまくるネットサーフィンをし続けてしまったのです。

これがメンタルに相当よくありませんでした。

 

例えば、妊娠検査薬で陽性が出た日…ネットですぐに「妊娠検査薬 陽性」と調べました。

すると出てくる情報は…

目につくのは、悲しい結末となったエピソードばかり…

人間なので、そういう記事ばかりに注意が向いてしまうのは仕方のないことなのですが、「自分がそうなったらどうしよう」と気持ちが沈みました。(そういった体験談をネットに載せないでと言っているのではありません)

 

私は元助産師なので、もちろん基礎的な知識(流産になる確率等)は知っていたのですが、実際に自分が妊婦となると落ち着いてはいられませんでした。

この時期の場合、どれだけ心配したって気を付けたって、初期の流産が起こるときは避けようがないのに(原因は胎児の染色体異常などだから)、ひたすら心配しては気持ちが沈んでいました。(特に、出血などの流産兆候もなかったのに)妊娠によるホルモンの影響による、気持ちの沈みもあったかと思います。

妊娠するまでは、妊娠したら超ハッピーな気分になって、多少のマイナートラブルはあっても、幸せな妊娠生活を送れるんだと勝手に思っていました。

 

ところがどっこい…妊娠中は心配なことだらけ。

うれしさMAXだったのは、妊娠がわかったときくらい。

「赤ちゃんちゃんと生きてるかな?」

「週数どおりの大きさになっているかな?成長が止まっていたらどうしよう」

そんなことばかりずっと考えていました。

 

そして妊婦健診で先生に胎児心拍を確認してもらい(毎回、確認する瞬間が緊張するのです)

「赤ちゃん元気ですね。週数通りの大きさですよ」と言ってもらえると、

そのあと数日はハッピーな妊婦として過ごせました。

赤ちゃんが生きてるか心配な点に関しては、自宅でも心音のチェックができるように、超音波ドップラー計を買いました。これにより、不安はかなり解消されました。(その後、20週ごろからしっかり胎動がわかるようになると、さらに安心感を得られるようになりました)

 

また、妊娠中期に入ってからは「破水をしてしまっていないか」ということも心配でした。

なぜかというと、助産師として働いていたころに切迫早産や前期破水(出産が始まる前に破水してしまうこと)で入院していた妊婦さんたちの症状として「おりものが少し多いかな?と思ったら破水だった」ということがあったからです。

 

おりものが多いというのは、エストロゲンの影響によるもので、妊娠中にはよくあることです。

私も妊娠初期からかなりおりものが多く、時には下着のかなり広範囲がぬれてしまうことがありました。

また、おりものがドバっとでる感覚がわかるときもありました。

ごく少量の破水は、現場で働いている助産師でも判断が難しいことがあります。

なので、専用の検査キットを使ったり(羊水にしか浮いていない赤ちゃん由来の物質を検出する検査)、超音波検査で羊水が減っていないかをみたりしなければわかりません。

でもごく少量でも、破水が起こっていたらそこから細菌感染が起こってしまい、赤ちゃんの命に関わる状態となりかねません。

 

結局、次の健診を待たずに病院に行きました…

そこで超音波検査をしてもらい、医師から言われたのは…

めちゃくちゃ安心しました。やっぱり病院にいくのが一番!

 

その後も、妊娠後期に一度、お腹の上の方が激しく痛くなり、単なる胃痛なのか、子宮が痛いのかわからなくて夜間に病院に電話し、受診したことがありました。※過去の連載に詳しいエピソードがあります。

そして病院に行ったら、この上ない安心感を得ることができました。

(胃薬をもらって帰宅しました…!!!!)

 

夜間の受診でも、嫌な顔一つせず迎えてくださった産婦人科の先生や助産師さんたちには感謝しています。やっぱり心配なことは、病院に確認するのが一番だなあとつくづく思いました。

 

そして、二人目を妊娠したとき…は、実はこういったエピソードが一つもありません。

当時まだ1歳になったばかりだった上の子の育児に忙殺されており、心配する余裕がなかったというのと、一人目の妊娠のときにあったマイナートラブルに対しては「まっ…、大丈夫やろ!!!」という気持ちがあったからです(笑)

「二回目の妊娠だからこそ」というものです。

初産のときに、この心のゆとりは持てなかった…

心配事をずっと考え続ける時間もたっぷりありました。

ネットでじっくり調べる時間もありました(そして大抵怖い体験談に行き着く)

 

妊娠中…とくに初産のときに「心配多すぎ状態」に陥るのは、赤ちゃんのことを思ってのこと、仕方のないことなのだと今振り返ってみるとつくづく思います。

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著者:みたん
年齢:30代
子どもの年齢:5歳、3歳

インスタグラム・ブログにて日々のいろいろをイラストで描いています。元看護師・助産師、今は専業主婦。子どもは2歳差の兄妹(KPくん、ツーちゃん)。夫は天然です。

ブログ:みたんぶろぐ
インスタグラム:@mitandays

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