いつもの方もはじめましての方も、こんにちは。
”えん”と申します。 現在1歳の娘を育児中。
今回は妊娠が判明してから約3ヶ月続いたつわりのお話です。
(※嘔吐のことを書いています。苦手な方はご注意ください)
多くの妊婦さんが経験するという“つわり”。
ご多分に漏れず私にもやってきました(漏れてよかったのに…)。
食べていないと気持ちが悪い「食べづわり」、匂いが気になる「匂いつわり」、常に眠い「眠りづわり」、唾液の量が増えたり不快感を感じる「よだれづわり」…などなど、つわりの種類も人によりさまざま。
私の場合は、とにかく吐いてしまう「吐きづわり」。
今思い出しても、つわりのある日々はまさに生き地獄でした。。
妊娠・出産・育児(娘1歳5ヶ月現在)を通して、今のところダントツで辛かったのはつわり。
陣痛や出産の痛みよりも、頻回授乳や夜泣きで眠れない日が続いても、つわりに比べればどれもマシと思えるくらいです。
私のつわりは妊娠初期のある日の夕食中に、じわじわと気持ちの悪さを感じたところから始まりました。
その日を境に、食べすぎてしまった時の胃もたれのような、吐き気を伴う気持ちの悪さが一日中続くようになり、実際に嘔吐するようになるまでそう時間はかかりませんでした。
気持ちの悪さから食欲もない。
「スナック菓子なら、少し食べられそう…」と食べてみるも、嘔吐。
1日に1回嘔吐していたのが、1日に3回、5回、と吐く回数もどんどん増えていきました。
食欲もまったく無い。何も食べられそうな気がしない。
でも、何か食べなければ…と食べられそうなものを少しずつ口にする。
バナナ、スイカ、おにぎり、うどん、おかゆ、桃。
少しずつなら食べられる日もあるけれど、ほとんど吐く。
食べた直後に全部吐くことも。
巷でよく耳にする「つわり中でもマク〇ナル〇のポテトは食べられた」に少しの希望を持ち食べてみるも、あっけなく嘔吐。
ぜんっぜん食べられない!!見たくもない。
食べることが大好きなのに食べられず、毎日の気持ちの悪さに絶望してワンワン泣いた日もありました。
好きな本や映画で気を紛らわせたいとも思うけれど、気持ちの悪さから文字も読めなければテレビやスマホを見る気にもなれませんでした。
身動きひとつとるにも気持ちの悪さが伴い、出歩くことなんて到底できず。
ひたすら横になり、天井の一点を見つめ、ただただ時間が過ぎるのを待つのみ…。
気持ちが悪くてなかなか眠りにもつけない。
ほんっっっとうに何もできず、ソファかベット、そしてトイレ(嘔吐するため)の往復のみ。
お風呂にも毎日は入れず(体を洗って髪を乾かすまでの動作が苦行すぎる)、数日に1回命懸けで入るも浴室でまた嘔吐。
そんな最低限の動きでの生活。。
嘔吐、嘔吐、嘔吐の毎日。
少し食べて吐き、水を飲んでも吐き、つわりが始まって1ヶ月で体重は8キロ落ちました(体重気になってたからちょっとだけラッキー♪と思ったけどつわりがおさまるとまたすぐ戻った)。
つわりってこんなにきついの!?!?
「明日の朝、目が覚めたらつわりが終わっていますように…」
毎日のように祈っても、目が覚めてすぐに気持ちが悪くて、絶望する。 人生30年以上生きて、これほど辛いことは初めてでした。
辛いことや痛いことはそれなりに経験してきたけれど、このつわりは24時間毎日続き、いつ終わるかも分かりません。
地獄。まさに生き地獄。そして特効薬も無い…。
正直に言って救いとなる言葉もありませんでした。
諸先輩ママさんたちからの助言で唯一心に響いたのはこちら。
「つわりはいつかは終わる」
でも、つわりで苦しんでいる、まさにその時は辛くてどうしようもないのです。
今、何とかしてほしい。やはり耐えるしか道は無いのか…。
「つわりは赤ちゃんが元気な証拠」
分かる。嬉しいことですよね!
でも初めての妊娠で、お腹に宿った生命を実感することなくロケットスタートするつわりに、喜びを感じる余裕はありませんでした。
「つわりのピークは妊娠9週頃」
そんなネット情報に希望を持ち9週目を心待ちにしても、10週目、11週目になっても一向におさまる気配はありませんでした。
9週目がピークなんて嘘つき!!!(八つ当たり)
もはや妊娠前の通常の体調がどういう感じかも思い出せなくなっていました。
もう、一生気持ちが悪いままかも…
そんな風に本気で考えるほどでしたが、本当につわりに終わりはくるもので、妊娠19週目に差し掛かった頃、ようやく私のつわりにも衰えが見えてきました。
つわりがおさまるとそれまでが嘘だったかのように食欲も戻り、ご飯も普通に食べられて、外出もできるようになりました!
それから出産まで、多少の匂いづわりや食後の口の中に苦味が残るなど、マイナートラブルは完全には無くなりませんでしたが、序盤の吐きづわりに比べればかわいいものでした(いや、全然かわいくはないけど)。
つわりに苦しんでいる時、慰めの言葉はほとんど響きませんでした。
だけどつわりが過去のものになった私が、今つわりに苦しむ方にひとつだけ言えるのは
「つわりは、いつか必ず終わります…!」
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:えん
年齢:30代
子どもの年齢:娘1歳
30代凡人。過去の話や現在の日常をイラストで描いています。夫・ハト氏と、娘・ぽっぽちゃん(2022年2月誕生)の3人暮らし。
Instagram:@tamago_en
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