妊娠検査薬で陽性を確認したのが、まだ妊娠5週ごろだった私。
その日の内に産婦人科に駆け込んだのですが、今思うとその時からつわりが始まっていました。
私が経験した壮絶なつわり症状を、その始まり方から2ヶ月後にようやく落ち着き始めた時まで時系列にそってご紹介します。
「産婦人科ってこんなに待たされるのか…」
そんな風にイライラしながら、待合室で診察の順番を待っていた私。
そのイライラの原因はズバリ、空腹。基本的に朝ごはんをあまり食べないのですが、この日は緊張もあったのか異様にお腹が空いていました。待合室にいる間ずっとお腹は鳴りっぱなしで少し恥ずかしかったです。
診察後、私が走るように向かったのは駅近のパン屋。大好きな明太子パンを買って家までのバスに乗り込みました。
本来なら、家に帰ってから、なのに…
どうしても我慢できない!
バスの中でパクッと一口食べてしまいました。
私が体験したつわり症状の始まりは、「我慢できない空腹感」。
この日からだんだんと、空腹感を強く感じるようになっていきました。
例えば、夫の仕事終わりに合わせて夕食を作っておいても、夫を待てずに先に食べてしまう。とにかく、食べたい気持ちをコントロールできなくなり「食べづわり」と呼ばれる症状が出ていました。
しかし、その食べづわりも束の間。
そこから私を苦しめたのは「吐きづわり」。
妊娠6週ごろから胃の気持ち悪さを強く感じるようになりました。特に、空腹時や夕方にひどく症状が出ました。
食べられるものも少しずつ減っていき、うどんやファーストフードなど自分がその時に食べたいと思ったものしか受け付けない身体に。
妊娠8週頃から本格化してきたつわり。この頃から、基本的に食べたものは全て嘔吐してしまう時期に入りました。
食べたい!食べられる!と思っても、食後にムカムカと気持ち悪くなる。
涙が出るほど、嘔吐し続ける日もありました。
妊娠9週頃からは、家から出られない状況に。
朝起きた時にはスッキリ目覚められることが多かったのですが、起床後からはずっと吐き気を感じるようになりました。
その吐き気の度合いですが、車酔いや船酔いの程度ではありません。その100倍とも感じるような本当に辛すぎる気持ち悪さと永遠に戦っていました。
次の日もその次の日も…
ついに、ベッドから起き上がれなくなった私。
1日中、壁の模様を見て過ごす日々。体重も減り、水も飲めなくなりました。
夫と相談し、産院へ点滴を打ちに行くことになりました。お風呂も入れていない状況で、やっとの思いで点滴を受けに行った私。
その努力も虚しく、点滴でさらに悪化。私には合わなかったようでした。
特効薬があるわけでもなく、ただ残りの期間は耐えて過ごしました。
その症状に変化があったのは、つわりが始まってから2ヶ月程経った頃。いつものつわりにプラスして頭痛の症状が始まりました。
薬を飲まないとやってられない程の頭痛。でも、不思議なことにその頭痛の開始から1週間程経った時、つわりが少しマシになってきたのです。
調べてみると同じような経験をされた方も多く、私にとってその頭痛は希望になりました。そうして、少しずつ私のつわりは終わりを迎えました。
つわりは本当に個人差が大きく、周りからも理解されにくいものでもあります。
私の経験が少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。
一つだけ言えるのは、「終わりは必ずくる」ということ。
そして、私がつわりでダウンしている間、ずっと1人で家事と仕事を両立してくれた夫にとても感謝しています。
つわりが始まる前から、パートナーともしもの時のことを相談しておけると少しだけ気が楽に過ごせると思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:はぐはぐ
年齢:アラサー
子どもの年齢:1歳
娘のおせと1歳と女子力高めな夫、猫2匹とのんびり暮らし。ぐうたら育児生活を送っています。新生児から現在までの育児漫画をInstagramで毎日投稿中!時々、ママ向け英会話の先生。
Instagram:@hughug_baby
ブログ:はぐはぐブログ
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