長男が生まれてからコツコツと集めた我が家の絵本。
長男が次男が読み三男が読み、破れたページがあったり表紙が外れていたり角がかじられていたり。
3人が共通して気に入っていた絵本ほどかわいそうなくらいボロボロです。
ですがそんなボロボロな絵本には愛着があり、なかなか手放せません。
よく「これ読んで〜」って持って来たなぁとか、ここのページで全員同じこと言っていたなぁとか、思い出もたくさん詰まっています。
長男が年少の時に幼稚園の「文庫委員」という係に立候補しました。
子どもたちに絵本を読み聞かせた後意見交換をしたり、講師を招いて絵本の講演会を行なったりと、絵本を読むことの重要性について学ぶ機会がたくさんありました。
絵本の読み聞かせが情操教育や脳の発達に役立つ、ということはぼんやりと知っていましたが、それ以上にたくさんのメリットを知ることができました。
コミュニケーションが深まる
絵本を読むときに膝に乗せる、添い寝する、真横にピッタリとくっつくなどスキンシップはもちろん時間と場を共有することで、子どもは親からの愛情を感じ精神が安定する。
語彙力が育つ
色々なお話を聞いているうちにたくさんの言葉と出会い、語彙が増える。
語彙が豊富になると自分の気持ちを言葉で表現できるようになり、気持ちのコントロールができるようになる。
想像力・感性が豊かになる
これからどうなるんだろう?どうしてそうなるんだろう?と想像したり物語に入り込み主人公になりきって様々なことを感じられるようになる。
この他にも読み聞かせによるメリットは数え切れないほどあります。
海外の絵本を読めば文化の違いや人種などについての知識が広がりますし、日本の絵本は美しい言葉使いや普段の会話ではなかなか使われない擬声語・擬音語、形容詞などに触れることができます。
昔話などは先人の知恵が詰まっていたり、“因果応報”“勧善懲悪”などの教訓が含まれていて、「悪いことをすると悪いことが起きる」「嘘をつき続けると信じてもらえなくなる」など物語を通して善悪を学ぶこともできます。
ところで、我が家の三兄弟は共通して気に入っていた絵本もありますが、それぞれの好む絵本には傾向があるようです。
まず長男はミステリアスな雰囲気が漂うものが好きでした。
絵柄も底抜けに明るいものより、男らしさを感じるものが好みだったようです
・すてきな3人組(4歳)
・ハーメルンの笛吹き(3歳)
・三びきのやぎとガラガラドン など(4歳)
次男はのんびりほのぼのした物語がお気に入りで、その中でも長目のお話が好きでした。
・はたらきもののじょせつしゃけいてぃ(4歳)
・どんぐりむらのどんぐりえん(3歳)
・からすのパンやさん (3歳) など。
1人2冊まで持っておいでというと次男は長編2本立てになり読む方はなかなかしんどかったです(笑)
三男はなぜか主人公が人間以外のものが大好きです。
魚、カエル、電車、クマ、うさぎ…読んでと持ってくる絵本の主人公はこんな感じです。
・そらまめくんのベッド(2歳)
・どうぞのいす(2歳)
・しろくまちゃんのほっとけーき(1歳〜2歳) など。
共通して好きなのは、
・バムとケロシリーズ(3歳〜7歳)
・ぐりとぐらシリーズ(2歳〜6歳)
・おつきさまこんばんは(0歳〜2歳)など。
8歳の長男に絵本を読むことはすっかりなくなりましたが、たまに次男や三男に混じって聞いていることもあり、「この後こうなるんだよね〜」など言いながら一緒に楽しんでいます。
次男は字が読めるようになったので、自分で読むことが多くなりましたが月1回定期購読している絵本が届いた時には「新しいの読んでー!」と嬉しそうに持ってきます。
三男はとにかく絵本全盛期なので、お風呂上がりは4~6冊読んでいます。(読まされています…)
夫に「今日は3冊読まされたよ〜」と言うと「おれもその前に3冊読んだよ」なんてこともしょっちゅう。
読み聞かせも8年目。
一時期は寝る前の読み聞かせがしんどくて読みたくない!と思っていたこともありました。半分寝ながら読んだり、物語を適当に創作したり端折って読んだりと闇歴史エピソードも多々ありますが(笑)子どもたちはあっという間に自分で読めるようになってしまいます。
三男もあと3年もすれば自分で読み始めるようになるでしょう。
「これ読んで」と絵本を持ってくる間は親子で読み聞かせを楽しみ、読む機会がなくなっても、子どもたちのお気に入りだった絵本はずっと取っておきたいと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:マルサイ
年齢:37歳
子どもの年齢:7歳・5歳・2歳
子どもたちが寝静まった後の大人のゴールデンタイムに描いた絵日記をインスタグラムに投稿するのが最高の娯楽。趣味は田んぼの生き物を観察すること。単行本「男子が3人います。」(大和書房)発売中!
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