こんにちは、ツマ子です!
長男出産時のお話です。
39週に入り2月29日のうるう日に破水!!
夕飯を終えた19時に陣痛が5分間隔になり激痛に襲われ看護師さんを呼びました。
「5分間隔だとまだまだねー」と言い看護師さんはさっさと退室。
今の時点でやれる事なんてないもんね〜と思っていたのですが何やら外がバタバタしている様子。
そう、この日はお産の妊婦さんが多かったのです!!
隣の分娩室へと中腰で向かう妊婦さんを見ては妊婦さんの絶叫、産声を聞く…というのを3回は経験しました。
中には「助けてーー!」という妊婦さんの泣き声が聞こえることも…
容赦ない陣痛の痛み。
そんな中でもお隣から聞こえる産声に癒され励まされていました。
陣痛の痛みがどんなものか色々な表現がありますが
私の場合は「すりこぎで腰をゴリゴリ高速で擦られ骨砕けそうになる痛みと共にお腹の中は花火や爆弾が暴発しまくっている」ような感じでした。
下半身とお腹がもう千切れる、砕ける、木っ端微塵!!という感覚…
オットにはじめ手を握られましたが「こんなもんで私を支えられるかーい!!」と、すぐ様振り払いベッドの手すりにすがり付き握ったり叩いたりして陣痛の痛みに耐えていました。(多分オットの手握ってたら骨折させてたと思います)
ベッドの手すりの塗料は剥げ、シリコンゴムのカバーはボロボロで所々千切れていました。恐らく先輩方の勲章…それだけ出産は激しいものなんだと思いながら私もボロボロの手すりにすがり付いていました。
看護師さんが20時に内診して「まだ5センチやから今日中には多分産まれないね」と言って病室を去って行きました。
時計を見る余裕も無く陣痛の痛みに耐える事だけでいっぱいいっぱいの私は些細な事でもイライライライラ!!
陣痛の間隔が縮まるにつれて休む暇なくずーっと痛い!!
これだけ痛いんだからそろそろなんじゃないの!?
オットがモニターを見て「間隔が1分位になってる」と言ったのが日を跨いだ3月1日午前2時半。
看護師さんの予言通り2月29日のうるう日には産まれませんでした。
陣痛の間隔が短くなっている。それでも「いきむ」という感覚が分からず不安になっていましたが…
今まで下半身が痛いだけの陣痛が急に痛みが和らいだと共に「何か出そうとする体」になっていました!
「排便する感覚」と経産婦の友人から聞いた時は「うそーん、出る場所違うやん!」と突っ込んでいましたがまさしくそんな感じ。
場所は違えど体は出す気満々!!
内診してもらい、もう子宮口は10cm開いているという事でバタバタと看護師さん1人で準備をしながら先生に電話していました。
※1=母体がいきむと胎児の頭が見え、いきむのをやめると頭が引っ込み、胎児の頭が見えたり隠れたりすること。
※2=お産が進み、陣痛がなくいきんでいない状態でもずっと胎児の頭が見えたままの状態のこと。
子宮口全開になってからあれよあれよという間に赤ちゃんがズンズン出てくるように!
もうこの時は痛みは一切無く、ただ「早く出したい!」という感じでした。
頭がもう出てきている時に先生到着!!
「お!いい感じだね♪ このまま出たら会陰切れちゃうから切開してもいい?」と聞かれ即座に「お願いします!」と答えた。
ササっと麻酔を打たれてジョキ!!!
全然痛くないなと感動しているのも束の間、
「次大きくいきんだあとは短く息していきまないようにね!はい吸ってー吐いてー吸ってー、いきんで!!」
一瞬お股が熱くなったと同時に何かが挟まっている感じ。
短く息をしていると…ズルルッ……
3月1日午前3時。
大きな泣き声の元気な男の子が産まれました!!
産まれた瞬間は「感動した!!」よりも「やっと終わった…」という感じでした。
なんせ夜通し寝ずにお産でしたから…
それでも赤ちゃんを見ているとジワジワとこみ上げるものがあり嬉しい気持ちで一杯になりました!
赤ちゃんの頭が出る直前からオットが赤ちゃんをビデオ撮影していて、赤ちゃんの計測やお風呂も別室について行き付きっきりで撮影。
付き添ってくれた母が泣きながら「よう頑張ったね」と言い私の頭を撫でてくれたのは今でもすごく印象に残っています。
普段はあまり泣かない母の涙、暖かい手のひら。
母の愛を感じました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ツマ子
年齢:33歳
子どもの年齢:長男3歳、双子1歳
2016年に長男出産、2018年に双子の女の子を出産しました。長男幼稚園入園を機にインスタで育児・日常絵日記を描き始めました!
インスタグラム:@tumakonofamily
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