こんにちは、黄英です。
娘を授かって少しした頃のお話です。
はじめての妊娠で「分からないことがわからない!!」状態の私は、毎日「妊娠初期」や「安産とは」「妊娠中してはいけないこと」などのワードを検索し、いろんなことを調べていました。
そういう情報を目にすると、胸の当たりがざわついて漠然とした不安を抱いていました。
自分の体調に当てはまらない例でも「もしそうなってしまったらどうしよう…」といらぬ心配ばかり。
10週目に入るとつわりも本格化してきたので、身体的にも精神的にも辛い日が何日もありました。1日中動けず寝たきりの日もあれば、ダルいなりに動ける日もあって、そういう体調の変化についていけずきっかけも無しに漠然とした不安が頭をよぎり涙が出たりする日も。
全ての原因は妊娠による体の変化でどうしようもないことで安定期が無事に来るまで待つしかない。そう思っていたので、誰にも相談できずにいました。
ある日そんな私をみて夫が言いました。
「あなたは今正常な思考回路じゃないんだから、一人で考えるのは間違いだ」と言われて、「なるほど…確かにそれもそうだな」と思い、ポツポツと箇条書きをするように不安材料を吐き出しました。
「体が思うように動かなくて、家事ができないのが辛い。」
「好きなものなのに、気持ち悪くて食べられないのが嫌だ」
「胃が圧迫されて苦しくて眠れない」
「つわり以外なにも変わらないのに、自分が自分じゃなくなっていく」
「赤ちゃんが今この瞬間に生きているか分からないのが怖い」
「大丈夫だと思って子作りしたけど、お金の面で漠然とした不安がある」
「全てホルモンバランスの影響だとわかっているのに落ち込んでしまうのが嫌だ」
とにかく思いつく限りの事を話しました。すると夫は
と言ってくれました。
夫がそう言ってくれたことで、自分が一人で赤ちゃんを育てている気になっていることに気が付きました。
つわりが軽くなってくると、食事や睡眠をとれるようになって気分が落ちることも少なくなりました。結局時間が解決したんですが、あの時夫が気持ちを吐き出すのを手伝ってくれなければもっとひどい状態になっていたかもしれません。
私は、長い妊娠期間の中で何か不安なことがあると「自分とお腹の赤ちゃんと二人だけの問題だ」と思ってしまいがちでしたが、その度に夫に「家族の問題」だと怒られていました(笑)
みなさんも、なにかちょっとでも心に引っかかることができたら、パートナーや友達や家族や病院の先生や看護師さん、誰にでもいいので話してみて下さいね。
それでは、また。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:黄英
年齢:29歳
子どもの年齢:2歳
大阪から田舎に夫婦で移住をし、2020年3月に娘のほーちゃんが家族の仲間入りをしました。妊娠期からインスタグラムにて絵日記を投稿しています。
インスタグラム:@bmoooon1