2015年10月に女の子を出産し、1月からお仕事復帰した中山エミリさん。妊娠中に経験した体調の変化や親族への妊娠報告のサプライズなど、幸せいっぱいのエピソードを伺いました。
夫が早くも“親ばか”ぶりを発揮!?
2015年10月に女の子を出産した中山エミリさん。最初に妊娠の報告をしたのは、旦那さんの飯沼誠司さんでした。
「検査薬で陽性反応が出たと伝えたら、子ども好きな夫はすっかり舞い上がっちゃって(笑)。でも、いざ病院で確認してもらうと間違いだったというケースも聞くから、せめて私は冷静でいなくちゃと。ぬか喜びにならないように、“まだ浮かれるな”と、自分に言い聞かせていましたね」
お腹に宿った小さな命――。“嬉しい”という気持ちと同時に、不安も大きかったと振り返ります。
「出産への恐怖もありましたし、お腹の中でちゃんと育っているのか、外からはよくわからない。胎動が感じられないと不安になり、病院に行くたびに、『先生、大丈夫でしょうか?』と聞いていました」
そんな時、心の支えになったのは、旦那さんの存在でした。毎回、検診に付き添い、エミリさんの体調を気遣ってくれたのだそう。
「心強かったですね。ただ、最初は単に『ああ、私のことを心配してくれているんだな』と嬉しく思っていたのですが、どうやら子どもの様子が唯一見られる検診のエコーが楽しみで仕方なかったみたいです(笑)。毎回、前のめりで先生に質問をしていましたね」
家族への妊娠報告は、趣向を凝らしたサプライズを計画!
お互いの家族への妊娠報告は、趣向を凝らし、サプライズを計画しました。
「“どうせなら特別なことをしたい”と思い、夫が、外人さんのサプライズをネットでいろいろと調べて案を出してくれたのですが、なかなかしっくりくるものと出会えなくて。考えた末、“aunt”“grandmother”など、生まれてくる子どもとの関係性を刺繍したタオルをそれぞれに渡したんです。最初はみんな意味が分からず、『ん?』という感じでしたけど、一緒に添えたエコー写真に気づくと、驚いてすごく喜んでくれましたね」
胃袋がまるでブラックホール!? 食欲が止まらず・・・
妊娠中、つわりに悩まされることはまったくなかったというエミリさんですが、食欲が止まらず、体重が大幅に増えてしまったといいます。
「ほとばしる食欲が抑えられず、食べても食べても『まだいける!』と思っちゃう。胃袋がまるでブラックホールのようでしたね。病院の先生にも『なにも2人分食べる必要はないんですよ~』と叱られて(笑)。お酒を飲まなくなったせいか、それまでほとんど食べなかったジャンクフードやスイーツ類が大好きになって、毎日チーズタルトばかり食べてました」
その結果、体重は12㎏ほど増加。足のむくみが取れず、指で押してもなかなか戻らない状態だったそう。靴が入らなくなって、「夏はビーチサンダルで過ごしてしまいました」と苦笑します。運動不足を解消するべく、お母さまと一緒に毎日プールに通うことに。
「最初はビート板を使って泳いでいたんですが、お腹が重いせいかどんどん沈んでしまう(笑)。なので、ひたすらプールのなかを歩いていました。浮力があるのでお腹の重みも感じず、おかげで身体もずいぶんラクになりました。本当は、マタニティヨガやマタニビクスにも憧れていたのですが、もともと身体を動かすのが大の苦手なので、調べただけで満足しちゃって。面倒くさがりなんです、私(笑)」
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
中山 エミリさん
1978年神奈川県出身。1994年にドラマデビューし、CM、テレビ、ラジオなど幅広く活躍。2010年に、プロライフセーバーで俳優の飯沼誠司さんと結婚。15年10月に第一子となる女児を出産。現在、Eテレ『すてきにハンドメイド』MC (毎週木曜21:30~)、東京FM『Amitie du Weekend』(毎週土曜11:00~)など
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。
撮影/野中麻実子 取材・文/西尾英子 ヘアメイク/堀江里美 スタイリスト/杉山裕治
<衣装協力>カーディガン/チュールスカート Million Carats パンプス REZOY