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これは胃の痛み?それとも…妊婦が肉を食べすぎてしまった結果 by みたん

こんにちは。ブログとインスタグラムにて子育て漫画などを描いている、みたんと申します。現在、4歳と3歳の子どもたち(2学年差)を育てています。

 

今回の体験記は「妊娠中の胃痛」についてです。

消化器系の不調って妊娠にはつきものですよね…。妊娠によるホルモンの影響もあるし、子宮が大きくなって物理的にも圧迫されるし…。

わたしも2回の妊娠で、数多くの消化器系トラブルに見舞われました。

その中でも今回は、1人目の妊娠の時に胃がちょ〜痛くなって悶え苦しんだエピソードを2つお話しします。

 

まず最初は、妊娠13週での出来事でした。

つわりのピークは妊娠7〜12週くらいで、やっとその地獄の時期を乗り越えて症状が落ち着いてきたので、夫と2人で旅行に出掛けました。

そのホテルでの夕食が、バイキングでした。

つわりが一番キツかった時期と比べたら、あら不思議…どのご飯もみんなとても美味しそうに見えました。中でもシェフが目の前で焼いてくれる、高級牛ステーキは格別でした。

私は狂ったように肉を食べまくりました。

そしてその2時間後、地獄の胃痛が始まったのです。

まだ妊娠初期なので、赤ちゃんはかなり下の方です。痛いのは明らかにみぞおち(上腹部)だったので、これは「胃痛だ」と確信できました。

それに、痛み方もこれまでに経験したことのある、キリキリとする感じで、常に胃の辺りをさすっていないと耐えられなくなってきました。

とりあえず夫にペットボトルのお茶を買ってきてもらってがぶ飲みしました。

…が、胃痛は全然おさまりません。

相当きつい胃の痛み… 久しぶりの「ガッツリめし(あぶらたっぷりロース肉)」は、つわり終わりの弱った胃には厳禁だったようです。食事をおいしく感じたのが久しぶりで、嬉しくてついつい食べ過ぎてしまったのです。

ベッドの上で悶えながら大後悔しました。

 

私は最終手段に出ました。

それは…

なんとなく、お風呂に入ったらリラックスして、胃がキュウってなるのも収まるのではないか?と直感で思いました(胃は筋肉に包まれているので)

すると、これが功を奏し、私の胃は救われました…。

あっついお風呂に入ってあったまるのは、胃痛にも効果があったようです。

 

そして、胃痛事件2回目は妊娠後期(妊娠36週ごろ)のことでした。

その日の私は…肉を食べました!!!! (今このエピソードを書いていて、本当に妊娠中の肉には気をつけないといけないなと思いました)

陣痛を誘発するジンクスとして「焼肉を食べる」というのがあるのはご存知でしょうか。妊娠10ヶ月に入ったので、焼肉でも食べてパワー付けとこ!(妊娠36週なので陣痛が来るにはまだ早いですが)ということで、夫と焼肉屋さんに行きました。

そこでまあ、普通に結構食べました(笑)

 

そしてその日の夜、22時ぐらいに…自分史上最強の胃痛が来ました。正確に言うと、「胃痛」なのか「子宮の痛み」なのかわかりませんでした。

妊娠初期の時の胃痛と違って、子宮はもうみぞおち直下くらいまで大きくなっています。それに、妊娠後期の強い腹痛と聞いてまず第一に思い浮かべてしまうのが「常位胎盤早期剥離」です。

自分が助産師であったため当然知っていましたが、通っていた産婦人科でも後期の母親教室で何度も胎盤の早期剥離には注意するよう言われていました。

陣痛と違って切間のない強い痛みが続き、胎盤が剥がれてしまうことで出血も伴い、母子共に命に関わってくる危険な状態です。

早剥だったらどうしよう!? でも、まさかね… そんなことってあるかなあ? 出血はないし…. 翌日は朝イチで妊婦健診でした。

たぶん胃痛だろうってことで今夜は耐えて、明日の健診で診てもらえばいいかなあ? そんな気持ちが一瞬よぎりました。

でも….

もしただの胃痛だったとしてもいいじゃないか!!!

病院でお腹のエコーしてもらえれば分かるんだし、それで安心できるはず。

意を決して病院に電話し「妊娠36週でお腹が痛い」ということを伝えると、即答で「すぐに来てください」と言われました。

時間はもう日付が変わる頃でした。

 

そして、なんだか病院に近づくにつれて腹痛がマシになっていくのを感じました(笑) 「ヤバイ…大したことないかもしれない」 でももう行くと言ってしまった以上、後には引けません(笑)

病院につくと、当直の先生がすぐにお腹のエコーをしてくれました。

先生に聞かれて初めて、晩ご飯に焼肉をガッツリ食べたことを思い出しました。

間違いない…肉だ… これは、肉による胃痛だったんだ….!!!!!

 

不安が募って夜中に受診しましたが、このように結果はただの胃痛でした。でも、これでよかったのだと思います。もしこれが本当に胎盤早期剥離などの重大な病態で、翌朝まで受診していなかったら… と考えるとゾっとしました。

先生や助産師さんにはご心配とお手間をおかけしましたが、「胃痛でよかったねえ!」と笑い飛ばしてくださったので、こちらも凄くホッとした気持ちになったのを今でも覚えています。

 

もしこの体験談を読んでいる妊婦さんで、今受診しようか迷われている方がいらっしゃいましたら、是非勇気を出して、とりあえず病院に電話相談するだけでもしていただけたらいいな…と勝手に思っています。

あと、どの妊婦さんもみなさん「お肉」にはくれぐれもご注意ください(笑)

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著者:みたん
年齢:30代
子どもの年齢:4歳、2歳

インスタグラム・ブログにて日々のいろいろをイラストで描いています。元看護師・助産師、今は専業主婦。子どもは2歳差の兄妹(KPくん、ツーちゃん)。夫は天然です。

ブログ:みたんぶろぐ
インスタグラム:@mitandays

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