妊娠7カ月頃になるとお腹が目立ち、一目見て妊婦と分かる体型になりました。
胎動も感じるようになり、それまで毎日病院に行きたいと思うくらい赤ちゃんがいてくれているか不安でしたが、ポコポコと動く赤ちゃんに「生きてる!」と安心できました。
妊娠が分かってから、マタニティマークをつけるか迷っていたとき、
心配なことがネットに書かれているのを見て外を歩くのが少し怖く感じていました。
いざというときに身を守れるように、出かける際は転倒防止に靴紐を靴の中にしまい込んだり、両手が空くようリュックにしたりして気をつけていました。
でも、私が思っているよりずっと世界は優しいものでした。
ある時1人で電車に乗ると、高校生の女の子が席を譲ってくださいました。胸がいっぱいになり、ありがたくとても嬉しかったです。
他にも、通勤、通学時間帯の駅のエスカレーターで助けて頂いたことがありました。
エスカレーターはなんと右側も左側もお急ぎの皆さんが歩いて上っていました。
エレベーターは遠くにあったのでそこまで行こうかなと思っていたら、、、
サラリーマンの男性の方が
「前、失礼します。」
と言って私の前を行き、エスカレーターに乗って行きました。
ん???なんでかな??
は!!!
その方は私のためにエスカレーターを止まって乗ってくれたのです!!!
お心遣いに胸がいっぱいになって思わず涙目になってしまいました。
嬉しくて忘れられないエスカレーターとなりました。
その方にお礼をし、素敵な1日の始まりになりました。
世の中には優しい方がたくさんいるんだ!
不安な情報や怖い情報ばかりが目についてしまっていた私、、、
気をつけて生活することに越したことないけれど温かい世界を見ることができて嬉しかったです。
それから私は、赤ちゃんを無事に産めたらこんな風に声をかけられる人になりたいと思いました。
声をかけようかなと迷ったときは声をかける。
あの時声をかけていたらよかったかなと後で後悔するより、お節介と思われてもいいから声をかけられる人になりたいと思いました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ふゆだこん子
年齢:30代
子どもの年齢:1歳
ふゆだつらら(1歳)女の子のお母さんです。人見知りで自己主張薄めの娘との毎日!
家族の中では自己主張強めなつららに奮闘中。日々、楽しいことを見つけながら過ごしています。
Instagram:@fuyuda__conco
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